監視のその先へ: Cloudera Observabilityのご紹介

監視のその先へ: Cloudera Observabilityのご紹介

Applied Observability を備えた Cloudera の最新のデータレイクハウスでパフォーマンスとコスト効率を最大化

by Wim Stoop
この記事は、2022/6/6に公開された「Beyond Monitoring: Introducing Cloudera Observability」の翻訳です。

はじめに

ソフトウェアシステムがモノリシックアプリケーションから分散型のサービス指向アーキテクチャ(SOA)に移行するにつれ、コストやリソースの無駄が増加しています。その結果、ここ数年、オブザーバビリティ (Observability) への関心が著しく高まっています。制御理論の文脈から取り入れられたオブザーバビリティは、監視だけでは答えられない「なぜ」という問いに答えようとする組織にとって、まさにスイートスポットとなっています。

ガートナーは、2023年の戦略的技術トレンドのトップとして「オブザーバビリティの応用」を取り上げ、ビジネスへの影響を指摘しています。同社は、「2026年までに、オブザーバビリティの応用を成功させる組織の70%は、意思決定 の遅れを短縮し、対象となるビジネス・プロセス/ITプロセスの競争優位性を実現する」と予想しています。

Cloudera Data Platform (CDP)を取り入れる:CDP は、プライベートクラウドとパブリッククラウドに展開され、1つだけでなく複数のインフラに分散されたプラットフォームです。このような複雑なエコシステム(コンテナ、サービスなど)で起こっていることすべてを監視だけで把握し続けることは並大抵のことではありません。このことは、リソースの利用率やパフォーマンス、SLA や SLO などの分野に影響を与えます。データと分析が文字通りハイブリッドクラウドの至る所にあるため、財務ガバナンスの確立は非常に困難です。個々のチームやユースケースに支出を割り当てることは法医学的な会計処理になり、将来の支出を予測するには魔法の水晶玉が必要になるでしょう。つまり、全てをしっかりと把握することは容易ではなく、財務管理も困難でした。しかし、これらの課題はCDPの顧客にとって、過去のものとなりました。

Cloudera Observabilityのご紹介

私たちは Clouderaのお客様に、Cloudera Observability がご利用いただけるようになったことをお伝えできることを嬉しく、誇りに思います。Cloudera Observability は、プライベートおよびパブリッククラウド上の CDP デプロイメントで実行されているデータ、アプリケーション、インフラストラクチャのコンポーネントを継続的に検出し、パフォーマンステレメトリを収集する、CDP の一元的な管理ビューのオブザーバビリティソリューションです。高度でインテリジェントな分析とデータ間の関連付けにより、難解な問題に対処し、コストを最適化し、パフォーマンスを向上させるための洞察とアドバイスを提供します。

拡張可能なソリューションであるCloudera Observabilityは、その目的を達成するためのさまざまな機能を提供します。すべて、単一のインターフェイスからアクセス可能です。

  • アクティブシステム監視:インフラストラクチャの使用状況、サービス、ワークロード、ユーザーの現在および過去の分析を通じて、監視と洞察を提供します。
  • サービス健全性監視:イベントとログの自動関連付けにより、ボトルネックを特定する継続的なサービス監視を提供します。
  • ワークロード最適化:インテリジェントなパフォーマンスチューニングの推奨と、使用情報に基づいてチューニングルールを継続的に改善します。
  • 財務ガバナンス:CDP全体にわたるコスト管理により、予算超過を回避し、計画目的のキャパシティ予測を可能にします。
  • セルフサービス分析:デプロイメント全体の完全な影響分析と可視化、および前述の機能の自動アクションを実現します。

CDPのデプロイメントに関するこのような洞察により、企業は、不要なクラウドコストを負担していることを実感している82%の組織から抜け出すことができます。企業は、これらのリソース(または任意のリソース)を最も効果的に活用することが可能になります。さらに、どのチームがどのワークロードにどれだけの量を使用し、それがコストにどのような影響を与えているかを把握することで、インフラストラクチャへの支出をグローバルに把握できていない86%の企業を脱することができます。Cloudera Observability Premium では、このような洞察をすべて利用可能です。

すべてのお客様へ、無料の迅速なサポートを提供

追加費用なしで利用できる Cloudera Observability Essential は、ワークロードを最も健全な状態に保つための重要なトラブルシューティングをサポートします。Cloudera サポートの力を結集して問題を迅速に解決することで、すべての CDP のお客様に非常に大きな価値を提供することが可能です。Cloudera Observability は、その経験に基づき、根本原因分析 (RCA) を実行し、問題を解決するためのアウトラインを提供します。また、さらなるサポートが必要な場合、Cloudera Observability Essential は、CDP システムの設定と操作データをデプロイメントと Cloudera サポートとの間で効率的に交換することができます。これにより、複数のやり取りを減少させ、サポートを迅速に行い、お客様がデータから価値と洞察をより早く取得できるようになります。

多面的なメリット

Cloudera Observability は、Cloudera サポート、製品エンジニアリング、およびプロフェッショナルサービスの集合知と数十年分の経験を単一のソリューションに集約することで、従来のObservabilityツールを圧倒、ユーザーは CDP デプロイメントを簡単かつ自信を持って監視、理解、最適化が行えるようになります。

Clouderaほど、Clouderaを熟知している企業はありません。

その結果、お客様には次のようなメリットがあります。

  • プラットフォームパフォーマンスの向上:非効率なプロセスとワークロードを積極的に特定し、最適化することができます。
  • SLAとSLOの遵守を改善:ビジネスクリティカルなワークロードとダイナミックなセルフサービス分析の両方における予測可能性を通した改善。
  • 財務の透明性:ハイブリッド・クラウドの展開全体におけるリソースの消費状況を完全に把握できます。
  • コスト管理と最適化:データやワークロードのコストをチームやプロジェクトに割り当て、リソースをより効率的に使用することができます。
  • Clouderaサポート体験の強化:問題発生時、デプロイされた CDP インスタンスから Cloudera サポートエキスパートへの、安全でリアルタイムな観測可能性の共有を通じたサポート体験。

これらの機能およびサービスにより、最終的には、分析を微調整したりチューニングしたりするのではなく、データから洞察と価値を引き出すことに集中できる、より生産的なエンドユーザが生まれます。それが Cloudera Observability の役割です。

まとめ

Cloudera Observability は、豊富な洞察と根本原因分析、迅速なサポートを提供する無料の「エッセンシャル」と、深いセルフサービス洞察、財務ガバナンス、最適化機能を提供する機能豊富な「プレミアム」があります。

Cloudera Observabilityの詳細については、こちらのショートビデオをご覧ください。すぐに始めたい場合は、Clouderaアカウントチームにご連絡いただくか、お問い合わせください。

Cloudera Japan Marketing
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