新生Clouderaについて

本ブログは VISION Blog “The New Cloudera” の翻訳です。

新年は常に変化の機会です。今年は大きな変化があります。

1月3日に、私たちは Cloudera と Hortonworks(ビッグデータ分野の2大手企業)の合併を終了し、このカテゴリーのリーダーである単一の新しい会社が誕生しました。それぞれの会社が過去10年間で行なったよりもさらに多くの革新と成功をもたらすことができます。

ふたつの会社はそれぞれ、Apache Hadoop 上の幅広いエコシステムを構築してきました。私たちの製品ラインアップは補完的なものではありません。それらは膨大な量の共通のオープンソース技術を共有しています。過去12か月の収益は7億2000万ドルを超え、さらに成長を続け、保有キャッシュは5億ドルを超え、借金もありません。合併前の顧客基盤はほとんど重複していないため、IoT、アナリティクス、データウェアハウス、および機械学習への関心が高まり続けている、数多くの顧客基盤があります。私は過去30年の間にこの業界で、これに匹敵するエンタープライズソフトウェアのトランザクションを見たことがありません。

10年前に、Amr Awadallah、Christophe Bisciglia、Jeff Hammerbacher、そして私は長期間に及ぶ賭けを始めました。データは、今日不可能なことを明日可能にする、という賭けです。私たちは、コンシューマ向けインターネット企業によって発明された Hadoop 技術の力が、その約束を達成すると確信し、最初に企業向け市場に投入しました。過去41四半期にわたって、私たちは常に最先端技術を駆使してきました。高パフォーマンスで膨大な並列処理が可能な Apache Impala SQL クエリーエンジンの構築、ストリーム処理と機械学習の Apache Spark への組み込み。セキュリティ、ガバナンス、管理機能の導入、などです。

しかしながら、このビジネスの戦略的根拠は、私たちが過去何をしてきて、現在どうあるのか、ということにはありません。それは私たちの前にある大きなチャンスであり、新しい Cloudera として提供しようとしている、より迅速な革新にあります。

業界もまた、私たちが見出したものと同じ機会を見出しているため、イノベーションのペースは速くなりました。データウェアハウス業界が今日、大きな変革を遂げていることは明らかです。私たちがご支援しているすべての大企業は、機械学習と AI を積極的に採用することを望んでいますが、その方法を模索しています。世界がますます接続され、ソフトウェアが私たちの経済と生活をますます強力にするにつれて、エッジアプリケーションの数と種類は爆発的に増えていきます。さらに、おそらく最も重要なことですが、クラウドはあらゆる規模の企業にとってますます重要になってきており、使いやすさの新たな水準が望まれています。

もちろん、この傾向は完全にデータに依存しています。私たちの2008年における賭けは先見の明があったと言えるでしょう。合併により、私たちの賭金は倍増したのです。

新生 Cloudera には市場における明らかな優位性があります。どこででもデータをキャプチャーし、保存し、管理しそして分析することができます。私たちのプラットフォームはお客様のデータセンター環境で機能します。同じように Amazon、Microsoft、Google、IBM、Oracle が提供するハイパースケールなパブリッククラウドでも機能します。豊富なアナリティクスとデータ処理のフレームワークが提供されるので、その上でデータクエリや機械学習によるモデルトレーニングが可能です。またウェブを通じた一般消費者向けのアプリケーションまでスケールすることも可能です。これらすべてを、企業に要求される厳しい法規制に対応できる厳格なセキュリティとアクセス制御の下で、ひとつのデータセットから行うことができます。

私たちの製品は、確固としたロードマップを持つ成熟したエンタープライズ向け製品です。私たちは、多くの顧客と緊密に連携し、データと分析の方向性について明確なビジョンを持っています。私たちの新しい Chief Product Officer である Arun Murthy が製品戦略と開発の将来について Hortonworks ブログにて説明しています。

新生 Cloudera は、データの力により今日不可能なことも明日には可能になると考えています。より大規模でより効率的なビジネスとして、私たちは今後10年間のイノベーションも推進していきます。Arunのブログが明らかにしているように、IoT、データウェアハウス、そして機械学習のさらなる進歩に大きな可能性を感じています。エンタープライズデータセンターの変革、パブリッククラウド体験のインハウス環境への提供、運用に最も適した場所へのワークロードの確実な移行、クラウドベンダーによるロックインの排除、をめざします。私たちは、より多くの社員、より健全なバランスシート、そして私たちが学ぶことができるより大きな顧客基盤により、これを可能にします。

何年もの間、Cloudera と Hortonworks は競争相手でした。今後数カ月間にわたる合併後の統合をどのように進めていくのか、疑問に思われるでしょう。元ハードコアのパルチザンとして、私は過去は否定しません。しかし、私がそうしているように、その先を見据えることをお勧めします。より大きくなった「家」にいる両サイドの私の同僚もそうしています。過去にとらわれていると、大きな賭けも大きな報償も得られません。別々であった時と同じように、私たちは1つの会社のコミットした1社員です。私たちは勝利をめざします。

新生 Cloudera がどのようにイノベーションを加速し、業界初の Enterprise Data Cloud を提供するかについての詳細をお知らせするために、1月16日12:30(日本時間)よりライブイベントを開催します。是非ご参加ください。

 

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Cloudera Japan Marketing
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