by Debbie Kruger
この記事は、2024/11/01に公開された「Looking Back on Our First Women Leaders in Technology Event」の翻訳です。
ここ数か月間、Cloudera は世界各地で「EVOLVE24」というイベントを開催してきました。 パートナーやお客様とのつながりを再確認することができ、いずれのイベントも革新的なアイデアや刺激に満ちていました。またイベントでは、Cloudera にとって重要なイニシアティブである「Women Leaders in Technology (WLIT、テクノロジー業界の女性リーダー)」のお披露目をいたしました。
WLIT は、テクノロジー業界でリーダー的役割を担う女性と支援者がつながり、女性や少女を対象にテクノロジー業界への参入、成長、成功が可能であることを示すフォーラムを創設するためのグローバル規模の取り組みです。この取り組みは、業界における男女比の不均衡に光を当て、より強固で多様な労働力を育成する政策やプログラムに関する洞察を提供し、女性のためのネットワーキングの機会を創出することを目的としています。このプログラムは、Cloudera の従業員が、つながりを確保し、指導、コラボレーション、採用、定着、議論を通じて、女性がスキルとリーダーシップの潜在能力を向上できるよう支援し、奨励する包括的な環境を育成することを目的としとしています。これは当社の Women+ERG の重要な取り組みをさらに一歩進めるものです。WLIT は業界全体を対象としており、Cloudera 社員や異業種のリーダーたちをつなげ、鼓舞し、高めることを目指しています。
EVOLVE New York では、WLIT グループがランチセッションに集まり、テクノロジー業界全般で直面する課題とその克服方法について、女性たちや仲間が話し合うきっかけを作りました。パネルディスカッションには、Cloudera のManasi Vartak、Deutsche Bank の Nichola Hammerton氏、AWS の Melissa Dougherty氏が参加しました。モデレーターは、Forbesのレポーターである Zoya Hasan 氏が務めました。Hasan 氏は、フォーブスの「30歳未満の30人」リスト(U30 U.S.、ヨーロッパ、ローカルを含む)の編集を担当し、週刊ニュースレターの共同執筆者でもあり、若い創設者に関する特集記事を執筆しています。
パネルディスカッションの内容と、その日に得られた内容の一部をご紹介します。
包括的なデータ主導型組織の構築:現代の職場におけるリーダーシップ戦略
現状では、テクノロジー業界で働く女性の割合は約25%です。そして、キャリアが上がるほどその割合は減少し、テクノロジー業界の管理職に占める女性の割合はわずか11%です。しかし、これは単なる数字の問題ではありません。「テクノロジー業界における女性」を数字で捉えるのではなく、「テクノロジー業界で働く人たち」がいて、その「人たち」には女性も含まれるという認識ができるように、我々は最大の努力をすべきだと Hasan 氏は、会の冒頭で述べました。
議論を始めると、パネリストたちは、女性リーダーが包括的でデータ主導の組織を構築して成功を収める方法を取り巻くいくつかの差し迫った課題を取り上げました。講演者は、さまざまなリーダーシップのアプローチから、組織変革と包括性を推進し、制度的な障壁を克服することまで、幅広いトピックを取り上げました。以下に、主なポイントをいくつかご紹介します。
STEAM分野に参入するには早すぎる(あるいは遅すぎる)ということはない:これは、議論の中で提起された重要なポイントの1つでした。テクノロジー、数学、その他のSTEAM関連科目のいずれであっても、女性が早期にこれらの分野に関わることを奨励することには大きな価値があります。早期に着手することが重要である一方で、テクノロジー分野でキャリアを築く場合、最初の一歩を踏み出すのに遅すぎるということはありません。
キャリアアップに役立つメンターを見つける:テクノロジー業界でプロフェッショナルとして成功したいと考える女性にとって、メンターを持つことは非常に大きな影響をもたらします。優れたメンターは、男女を問わず、豊富な経験と洞察力をもたらし、さまざまな状況への対処法を学ぶ手助けをし、ネットワークを広げ、競争の激しい分野で信頼のおける指導をしてくれる存在です。メンター制度やスポンサーシップを優先し、それを促進する企業文化を育むことが不可欠です。
自分の可能性に制限を設けない:私たちは皆、物事に対して後からあれこれ考えたり、自己嫌悪に陥り自信を無くす場面が多々あります。それに対して、その感情を認識し、克服しようと努力することが重要です。プロジェクトやタスクが自分のスキルでは難しすぎるのではないか、あるいは希望する(あるいはすでに就いている)仕事に自分がふさわしくないのではないか、などと考えてしまう「インポスター症候群」に陥ることはパネリスト全員経験していました。そして、この自己不信感が拭われることは、ほぼないというのがパネリストの結論でした。
「テクノロジー分野における女性リーダーとして、他の女性たちと経験や学びを共有し、キャリアを後押しすることがとても重要です。私たちの最初の WLIT イベントは非常に実り多いものでした。このランチセッションを通じて多くの人々とつながりを持つ機会を得たことは、このコミュニティがいかに重要であるかを示しています。」 Cloudera、チーフAIアーキテクト、Manasi Vartak
初のWLITイベントは素晴らしい体験で、参加者の情熱や、活発な質疑応答が行われているのを目にして、とても感激しました。WLIT グループの発足により、このコミュニティを成長させ、テクノロジー業界で働く女性たちを支援していきたいと考えています。Cloudera社員、パートナー組織、お客様だけではなく、さらに枠を広げていく予定です。
Clouderaのテクノロジー業界女性リーダーイニシアティブに参加するには、LinkedInグループにて受け付けております。詳細もリンク先でご確認ください。