Cloudera、ガートナーのマジック・クアドラント、クラウドDBMS部門で「ビジョナリー」に選出

Cloudera、ガートナーのマジック・クアドラント、クラウドDBMS部門で「ビジョナリー」に選出

by Navita Sood
この記事は、2024/4/1 に公開された「Cloudera Named a Visionary in the Gartner MQ for Cloud DBMS」の翻訳です。

2023年の Gartner® Magic Quadrant™ for Cloud Database Management Systems (2023年ガートナー®マジッククアドラント™クラウドデータベース管理システム) に選ばれたベンダーの中で、ガートナー社はCloudera を「ビジョナリー (概念先行型)」に位置付けました。この評価は、Cloudera の継続的な顧客イノベーションへの取り組みを表すものであり、将来のデータと AI のトレンドを予測する能力、データ管理の未来を形成する戦略を実証するものになります。

ビッグデータ分析のリーダーである Cloudera は、データ管理、AI、分析のための統合データプラットフォームを提供しています。当社のお客様は、ペタバイト規模の生成 AI ワークロードを含む、最も革新的で、最も規模が大きく、最も要求の厳しいデータサイエンスとデータエンジニアリング、分析、AIのユースケースを実行しています。Cloudera は25エクサバイトを超える価値の高いビジネスデータを管理しており、マジック・クアドラントの中では大規模なデータハイパースケーラの1つとなっています。今回の評価は、最適なデータサービスやローコード、ノーコードの生成AIを組み込んだ実践ツールを使用できる柔軟性を備えた、オープンで相互運用可能なクラウドデータプラットフォームを提供する戦略的パートナーとしての当社のビジョンと能力を証明します。

2023年版 Gartner® Magic Quadrant™ for Cloud Database Management Systems レポートの無料ダウンロードはこちらです。

ガートナー社のマジック・クアドラント・レポートは、ガートナーの分析のためのCritical Capabilities for Analytic (クリティカル・ケイパビリティ) レポートを補完するもので、すべてのベンダーの技術的な強みを採点しています。当社が、ハイブリッド、インタークラウド、マルチクラウドの各機能で最高得点を獲得したのは、プライベートクラウドを含むあらゆるクラウド上で実行可能な真のハイブリッドデータプラットフォームを持つ、市場で唯一のベンダーであり、データがどこにあろうと、すべてのデータにシームレスで統一されたエクスペリエンスを提供できるからです。当社の最先端の SDX (Shared Data Experience) サービスは、すべての構造化データおよび非構造化データに共通のセキュリティ、ガバナンス、メタデータ管理のための統一されたコントロールプレーンを提供します。これは、お客様がさまざまな場所にあるすべてのデータを可視化し、すべての分析とAIワークロードに信頼できるセキュアなデータを取り入れるために不可欠です。さらに、当社のデータサービスのポータビリティと相互運用性は、あらゆるデータワークロードにシンプルさ、柔軟性、俊敏性をもたらします。

2023年Gartner Critical Capabilities for Analytic レポート (無料) をダウンロードして、3つの主要な分析ユースケースに関する各ベンダーの技術スコアをご覧ください。

以下は、Clouderaのプラットフォームの主な特性です。

分析とAIを加速し、データの価値を解き放つ

データレイクハウスは、データの力を引き出す能力に革命を起こします。構造化データと非構造化データを統合することで、ビジネスの全体像を把握し、より構造化されたアクセス可能なビジネスデータの文脈としてAI に提供することで、AI の有効性を高めます。データウェアハウスのような機能をレイクにもたらすことで、複数のデータストアの必要性をなくします。また、データエンジニアリングのパイプラインを簡素化し、データの信頼性を高めることで、データサイエンティストとデータアナリストの業務効率を向上させます。Cloudera のオープンデータレイクハウスは、BI クエリのパフォーマンスを40%以上高速化すると同時に、データサイエンティストがモデルのために最新のデータセットを簡単に探索できるようにしています。ストリーム分析、データフロー、データエンジニアリングからデータウェアハウス、機械学習まで、統合されたデータサービスはすべて、Iceberg のテーブルに存在するデータの単一コピーで動作し、真の多機能分析体験を実現します。

これにより、チーム間のコラボレーションが改善され、セルフサービスでのデータアクセスが可能になります。さらに、統合にかかるコストを最小限に抑えながらも、コンピューティングとストレージの要件が削減されます。チームは ETL を気にすることなく、好きなツールやエンジンを柔軟に使うことができるのです。Cloudera のリアルタイム・ストリーミング・サービスは、他のインテリジェント・データ・プラットフォームのようにマイクロ・バッチ・インジェストを提供するだけでなく、ストリームインジェストとストリームデータ処理を提供するため、イベントをレイクハウスに取り入れる前にリアルタイムでストリームを処理することができるのが大きな特徴です。

データエコシステムの相互運用性を保証

多くの組織では、ツールやデータソースがバラバラで、データの質が低いために、その価値を十分に引き出せないでいます。組織は多様化する単一目的のデータベースを管理しなければならず、その結果、コスト、複雑性、管理人材数、リスクが増大しているのです。

Clouderaのお客様は、数百のデータソース、複数のクラウド、複数の処理エンジンで構成される非常に多様なデータインフラを展開しています。それに対して、当社のプラットフォームとサービスはオープンソースへのコミットメント、オープンスタンダードの統合への投資、オープン API の構築により、あらゆるデータエコシステムで相互運用が可能です。Apache Iceberg テーブルフォーマットの統合により、Cloudera のデータレイクハウスから、Snowflake、Google Big Query、AWS Redshift など Cloudera プラットフォーム外のエンジンを含む、あらゆるコンピュートエンジンがデータにアクセスできるようになりました。これにより、Snowflake と Databricks のクラウドコストを削減しながら、お好みのツールを使用することができます。

データ・分析・AI の民主化 

ハーバード・ビジネス・スクール、ウォートン・スクール、ワーウィック・ビジネス・スクール、MITスローンが実施した調査によると、生成AIは、高度なスキルを持つ従業員のパフォーマンスを、使用しない従業員と比較して40%も向上させることができます。

Cloudera では、データ専門家の生産性を向上させるため、すべての製品に AI を組み込んでいます。こうしたインテリジェントなサービスによって、タスクを自動化し、ワークロードを最適化し、UI を簡素化し、より多くのユーザーがデータを簡単に扱えるようにします。

さらに、Hue のインターフェイスに LLM を組み込んでいるので、英語やその他の言語で SQL クエリを書くことができます。データ可視化ツールの LLM は、ビジネスユーザーがチャットボットを使ってデータと会話し、ダッシュボードやレポートを簡単に共有できるようになっています。Cloudera機械学習 (CML) サービスの LLM は、データサイエンスと AI プロジェクトで、お客様をインテリジェントに支援します。Observability ソリューションの AI は、お客様のワークロードを最適化し、特定の使用状況に基づいて推奨を行います。プラットフォームに組み込まれたこれらのインテリジェンスは、データ、分析、AI を民主化します。

また、Cloudera を使用した AI アプリケーションの構築を支援するツールやサービスを継続的に提供しています。Cloudera の AMP と呼ばれる、素早くスタートするための AI プロジェクトでは、新しい ML プロジェクトのデプロイに必要なコード、モデル、データセット、設定をパッケージ化してあるので、新しい LLM ユースケースのデプロイまでの速度を、50%加速できます。ソフトウェアとは異なり、ML モデルは継続的なチューニングが必要となります。モデルのドリフトを防ぐため、継続的に監視し、リフレッシュする必要があります。Cloudera のMLFlow サービスはモデルを監視し、必要なときに新しいモデルを簡単に外したり接続したりできます。Cloudera のリアルタイム・ストリーミング・サービスは、最新のデータでモデルの微調整を確実に行い、モデルのドリフトを防ぎ、学習速度を加速します。プライベートクラウドのデータサービスと、一度書いたらどこからでも読むことができるというポータビリティは、推論のコストを削減しながら、企業秘密を外部に漏らすことなくLLMを使用できることを保証します。

「信頼できるAI」のために「信頼できるデータ」を提供

信頼できるAIには、信頼できるデータが必要です。信頼性が高く、完全に理解でき、適切なビジネス文脈を持つデータです。データには系統があるため、ソースと、すべての処理を遡ることができます。データへの信頼が高まることで、信頼できるAIが生まれます。ClouderaのデータカタログとSDXサービスを組み合わせることで、データに対する完全な可視性を提供できます。そして、データセットを簡単に見つけ、リネージとメタデータ情報でデータを理解し、統一されたセキュリティとガバナンスで適切なデータにアクセスすることができます。

AI の新しい流れを強化するデータメッシュの採用

データは、貴重な資産というだけでなく、プロダクトとして扱われるように進化を遂げています。データメッシュの理念を採用することは、単なるトレンドではなく、データの真の力を引き出すための戦略的必須事項です。このアプローチは、データをより深く理解しながら、実用的な洞察の推進に活用し、保守可能でポータビリティが高く、多様なチーム間で容易に共有できる信頼できるデータのリポジトリを構築するために不可欠です。データメッシュの本質は、データの所有権をユーザーやクリエイターの手に移し、さまざまなユースケースで有用性を増幅させることにあるのです。

データメッシュを導入するには、組織のデータ文化を変え、すべてのチームのデータリテラシーを高める必要があります。ツールとプラットフォームは、データの可視性を高め、管理しやすくし、データプロダクトの共有を促進し、すべてのデータ資産にわたって統合されたガバナンスを実現する上で極めて重要です。ポータブル・データ・サービス、SDX、データカタログ機能を統合した Cloudera のレイクハウスと、文字通りあらゆるソースからのデータを統合するデータフローサービスは、企業がグローバルなコラボレーションとチーム間での情報共有を促進するデータメッシュを実装するのに役立っています。

自社のデータを制御する

自らデータ、ワークロード、デプロイメント、支出の制御ができるのは、Cloudera だけです。Cloudera データレイクハウスでは、データを完全に制御することができ、好きな形式で保存し、好きなクラウド上でワークロードを実行し、好きなエンジンで処理する柔軟性があります。これらはすべて、ベンダーのロックインや追加のイングレスまたはエグレスのコストなしで実現でき、クラウド費用を制御しながら実現できます。Cloudera の、業界をリードする財務ガバナンス機能と観測可能なソリューションは、クラウド費用とストレージ費用を最小限に抑え、ワークロードを完全に可視化するのに役立ちます。また、変動しないワークロードをプライベートクラウドに移管することで、クラウド費用を削減し、完全に管理しながら、インスタンススケール、柔軟性、俊敏性といったクラウドのメリットをすべて体験できます。

生成 AI は、AI の導入を加速させました。しかし、生成 AI や LLM に飛びつく前に、企業は強力なデータの基礎が必要です。眠っているデータは、適切な分析と AI によって実用化されるまでは何の役にも立ちません。LLM の非構造化データをマイニングする能力は驚くべきもので、新たなビジネスユースケースを生み出し、顧客の要望に応え、パーソナライズされたオファーを提示するなど、研究開発を加速させます。Cloudera の顧客である OCBC 銀行のような組織はすでに、顧客体験と業務効率を改善するために、エンタープライズデータを文脈として使用する LLM を導入しています。

Cloudera の、ハイブリッド及びマルチクラウド・データ・プラットフォームは、生成 AI を加速するために必要な強力なデータ基盤を提供します。トライアルにお申し込みいただき、実際にご体験ください。

Cloudera Japan Marketing
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